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小児予防矯正

10才未満のお子様がいらっしゃる方へ

大人は行えない「小児予防矯正」


「不正咬合」をご存じでしょうか。
受け口、出っ歯、不揃いの歯並び、深い噛み合わせ、すきっ歯、開咬といった歯並びの乱れを「不正咬合」と呼びます。上顎と下顎の大きさや位置、バランスのズレや、上下の歯がきちんと咬み合っていない状態をさします。

「遺伝」が一番の原因と言われてきた「不正咬合」でしたが、長年の研究により、「小児期の口腔習癖」の影響が大きいことがわかってきました。

「口腔習癖」はお口の使い方のクセ。
「指しゃぶりで歯並びが悪くなる」という話を聞かれたことがありませんか?

いつものクセが、歯並びを悪くしたり、顎や骨格の成長をも妨げてしまうことが実際にあるのです。

お子様の様子を観察すれば、指しゃぶり以外にも、さまざまな歯並びを乱れさせる「サイン」が見つかります。

お子様にあてはまるものはありますか?

  • 口が閉じない、ポカンと口を開けていることが多い
  • 指しゃぶりをしている
  • 発音が気になる
  • あまり噛まずに食事をしている
  • ごはんを食べる時に音が出ている
  • 唇が乾燥しがちで、寒い季節は切れることがある
  • 喋るときに舌が出る
  • すでに歯並びが悪くなりかけている
  • うつぶせ寝

以上のような現象が見られる場合、お子様の歯並びが乱れていくことが予想されます。

ではなぜ、これらの現象が歯並びの悪化につながるのでしょう。

「口腔機能発達不全症」と「予防矯正」のつながり

口腔機能発達不全症

私たちの口は、「食べる」「話す」「呼吸する」という3つの機能をもっています。
これら「口腔機能」が獲得できず、

  • うまく噛めない、飲み込めない
  • 発音(構音)がおかしい
  • 呼吸が十分にできていない(口呼吸している)

といった状態にあることを「口腔機能発達不全症」といいます。

口腔機能は人間にとって非常に重要な機能で、生涯を通じ、健康面に様々な影響を及ぼします。
歯並びにも影響を与えます。

乳幼児から離乳を経て徐々に発達していく口腔機能は、正しい経験を段階的に積むことが重要です。
先ほどのようなサインを見逃してしまうと、正しい成長や発育が阻害されてしまう
のです。

歯並びが悪くなる原因

歯性のもの

唇と舌の間に歯は位置しています。通常、唇が閉じて舌が定位置におさまっていれば、歯に余計な力はかかりません。

しかし、口が開いていたり、舌の位置が常に定まらないと、舌で歯を触ったり押したりしてしまい、歯並びが徐々に乱れてしまいます。
唇や舌の力は想像より大きく、矯正治療で歯にかける力よりも強いので、このようなことが起こるのです。

舌の使い方やお口の周りの筋肉の使い方を正しく身につける必要があります。

骨格性のもの

顎の発育が十分でないと、小さい顎の狭いスペースに永久歯が生えたとき歯並びがガタガタになってしまいます。
正しく舌が使えていれば、上顎に刺激が伝わり骨の成長が促されますが、正しく舌が使えないと上顎が十分に発達できず歯並びがガタガタになってしまいます。
また、下顎とのバランスが取れずに受け口になってしまうこともあります。

このように、口呼吸や舌の癖、間違った飲み込みの癖などに体や骨格の発達が影響を受け、歯並びや顔つきに影響が出るのです。

メリットの多い「小児予防矯正」

「小児予防矯正」は正しい口腔機能が身につくよう、指導・サポートする治療です。

「矯正」とついていますが、装置は使いません。
飲み込み練習、口呼吸改善、舌の使い方を指導することで、お子様の体の成長や歯並びを妨げる原因をなくしていきます。

この治療は、大人になってからでは行えないものです。

体の成長が止まり骨も完成された大人では顎の大きさを変えることはできません。
成人矯正は顎が発達しきった後に歯を並べる治療になるため、スペースが足りなければ抜歯が必要になることもあります。
また、リテーナーと呼ばれる器具を装着して、歯を固定し、歯が元の場所に戻ろうとする「後戻り」を防ぐ必要があります。

一方、小児予防矯正では歯並びに悪影響を与える原因を取り除き、正しい位置に歯が生えてくるようサポートする治療のため、「後戻り」の心配がいりません。

「小児予防矯正」は体や骨格の成長にアプローチ・改善することができる、お子様だからこそ可能な治療なのです

実際の治療内容

1.日中1時間+夜寝ている間、マウスピースを装着
家にいる時に1時間付けていただければ大丈夫。学校でも装置する必要はありません。

2.毎日5分程度、ご自宅でトレーニング
いくつかのエクササイズ(舌の使い方、呼吸、飲み込み方、頬や唇のエクササイズ)から、お子さまに必要なメニューをご提案します。
1日5分の簡単なトレーニングを続けることで目に見える変化を確認できます。

3.月に一度、経過観察のために通院
顔つきとお口のチェックやマウスピースの装着状態のチェックなどを行います。

小児予防矯正の注意点

「小児予防矯正」の注意点はひとつだけ。治療が可能な年齢が非常に限られているということです。

あごや口周りの筋肉が成長する時期に治療しなければ下で挙げたようなメリットが得られません
ご興味を持たれた方は是非お早めにご相談くださいませ。

かなまる歯科クリニックにご相談ください

かなまる歯科クリニックでは、お子様の歯並びが悪影響を与える原因の根本を解消する「小児予防矯正」を行っています。

この矯正治療を行うことで、歯並びが美しく整い、 顔つきにも変化が見られます。
鼻で呼吸ができるようになる
などの変化も感じられるようになります。

小児予防矯正にご興味をお持ちの方は、お気軽に当院の「矯正無料カウンセリング」をご利用ください。

治療開始のタイミングがとても大切な治療です。
「まだ早いかな?」と思われる場合でも、年に1回は定期検診をご受診ください。

歯並びに問題ないか、治療が必要ではないかなどをチェックして、最適なタイミングをお伝えします。