部分矯正

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矯正治療ではふつう、歯列を全体的に動かして歯並びや咬み合わせを整えます。
一方、「前歯だけ」や「上顎だけ」など、気になる部分の歯並びのみを整えるのが部分矯正です。

部分矯正は歯列全体の矯正に比べてと治療期間も短く、費用も抑えられます。

治療は比較的短く終えることができ、費用も抑えやすいことがメリットです。

部分矯正は全ての方に行える治療ではありません。

部分矯正に適さないのに行えば、うまく噛めなくなったり、口元のバランスが整わないといったトラブルに繋がります。
十分な見極めがとても大切です。

部分矯正が有効な歯並び

部分矯正は、前歯2～3本から治療ができます。
本数が少ないため、数ヶ月～半年ほどで歯並びに変化を感じられます。治療期間は1年ほどです。

部分矯正は一部の歯並びのみ整える方法であるため、全体の咬み合わせは整いません。
全体の噛み合わせに問題がなければ部分矯正で治療できますが、前歯だけ問題があるように見えても、実際のところ他の場所にも噛み合わせなどの問題があることがほとんどです。
まずはお口の中を詳しく検査して、正確な診断をすることが必至です。

部分矯正が有効なケース（代表例）

• 軽いすきっ歯、でこぼこ
• 数本のみの咬み合わせ
• かつての矯正治療の「後戻り」　　

部分矯正では治療が難しいケース（代表例）

• でこぼこが多く、歯の移動量が多い
• 大きく出た八重歯
• 噛み合わせが全体的に問題がある

部分矯正のメリットとデメリット

メリット

• 短い治療期間
• 治療費を抑えられる
• 動かす歯が少なく、ダメージが少ない

デメリット

• 治療の有効性は症状（状態）による
• 全顎矯正に比べると、仕上がりに差が出やすい

こうしたことから、患者様によっては部分矯正が最適ではないこともあります。

患者様に合わせて治療方法を選択

部分矯正は、マウスピース矯正またはワイヤー矯正のいずれかの装置を使います。
それぞれに特徴があります。患者様のご要望や症例に応じて、適した装置を選びます。

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マウスピースによる部分矯正

透明なプラスチック製のマウスピースを使った矯正治療を「マウスピース矯正」と呼びます。

少しずつ形が違うマウスピースに装着し直し続けて歯を少しずつ動かします。
歯の移動量が多いと使用するマウスピースの数も増えます。

マウスピース矯正「インビザライン」は大人向け・子供向けなど様々な製品があります。
部分矯正では「インビザライン・ライト」という製品をよく使います。

部分矯正のプランでは、使用できるマウスピースの枚数が決まっており、その枚数で治療ができれば臼歯を含め、全ての歯を移動できます。
費用は全顎矯正の半分ほどです。

ワイヤー矯正は、ピンポイントの移動に適していますが奥歯の移動には向いていません。
インビザライン・ライトでは全体的な軽めの叢生（ガタガタ）であれば、奥歯の噛み合わせも治せます。

インビザラインGo

インビザライン・ライトよりも軽度な部分矯正に使用されるのが「インビザラインGo」という製品です。

インビザラインGoは前歯の部分矯正に特化して作られています。奥歯（前から数えて6番目、7番目の歯）は動かせないため、適応症例はごく一部になります。

かなまる歯科クリニックは、部分矯正や軽い症例にも対応しています。

当院は症状が部分的な患者様や程度の軽い患者様には部分矯正をご案内しています。

患者様お一人おひとりにあったプランをご提案いたします。安心してご相談くださいませ。

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